さて、A-dat/SPDIF reciprocal format convertor
大雑把に仕様が決まったところで狭いスペースにレイアウトしていきます。
アナログのみならず、デジタル回路も「最短距離で接続」が重要ですよね。
縦にしたり横にしたり…所々飛ばしながら、効率の良いレイアウトを探ります。
特に光送受信モジュールから受信・送信チップ間の信号受け渡しは
わりとシビアなようで、距離を取るとノイズを拾うようです。
レイアウトしてみるといつの間にやら2階建てに。。。
下のメイン基板は信号系、上はchセレクト回路関係をまとめました。
基盤ピッチの変換や、ソケットを使用しているので狭く見えますが
部品点数は多くありません。
部品の多くは変換基板に実装し、配線の手間をはぶいています。
ちゃんと配線も色分けしていますよ。
メンテナンスするときに悲惨なことにならないように…。
レイアウトが終われば、一番大変な作業が待っています!
そう、穴あけです。
フロントパネルとリアパネルに穴を開けなければいけません。
なんと今回は、四角い穴が5つ!!
この四角い穴を開けるのが難儀なんです。。。
専用工具等持っていればお手軽ですが
そこはDIY精神、ヤスリで削り出します!
幸いなことにこのケースはアルミ製。
厚みはそこそこありますが、柔らかいので削り易い。
さて、四角い穴は綺麗に空いたのでしょうか?
穴が空いたら完成間近、次週で完成です!
MUSA Enterprise / 西村 宙明
2012年4月23日月曜日
2012年4月16日月曜日
A-dat/SPDIF reciprocal format convertor 1
新年度、忙しさにかまけて更新をサボってしまいました。
さて、年度末にあったデモ音源制作も無事終了。
いつも締切ギリギリの依頼が多く
Mixにあまり時間が取れないのが悩みどころ。。
さて、久しぶりのブログ更新は工作ネタです。
工作も久しぶりですね。
無いものは創ってしまえ!
がスタンスの一つなので、こんな物を作ることにしました。
A-dat/SPDIF reciprocal format convertor
なんだかよくわかりませんね…
要は、A-datからS/Pdifへの変換とS/PdifからA-datへの変換を行うものです。
実は製品として存在しており、現行で2機種あったと思います。
実はAlesis AI-1(製造完了品)は所有しています。
なかなか売りに出ないので入手に苦労しました。
AES/EBUやらW/C関係やら付いて便利な一品です。
「無いものは…」とはちょっと違う??
ただ製品は約10万します。
さらに、コアがリサンプルベースらしい。。。
ということで、純粋にフォーマット変換だけをしてくれるコンバーターを作ります。
メインのレコーダーにAlesis社HD24を採用しています。
非常に素晴らしいレコーダーなのですが、マスタリング等に使用する上で
デジタルインターフェイスがA-datのみだと若干不都合なのは否めません。
そこでこのフォーマットコンバーターが必要となるわけです。
これを持っていると、ちょっとした時に現場で非常に役立ちます。
写真下がRMEの現行機種。
自作品は半分のサイズで格安です。
今回の要の部品はこの2つ
Alesis入ってる…みたいな感じでしょうか。
A-datのレシーバーとドライバーです。
基本ここに機能が集約されているので、部品点数も少なく
3つのブロックをつなぎ合わせれば出来上がります。
今回の目標はコンパクト化!
いつもの銀箱シリーズのケースに押し込みます。
コンパクト化のために入出力は光に限定。
ただ、プッシュ式のチャンネルセレクターは組込みます。
という簡単な仕様を決めて狭い基盤にレイアウトしていきます!
次週へ続く。
MUSA Enterprise / 西村 宙明
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