社会人吹奏楽団の定期演奏会の録音でした。
一緒に演奏していたなど、顔なじみのメンバーが多い楽団さんです。
ピアノ、全開です。
今回、ピアノの位置が上手。
かつ奏者が客席を向くという
位置設定だったので
客席へ音が来ない。。。
そこで屋根を取ってしまいました!
ピアノのレコーディングでは
よくやります。
ただ皆さん経験が無いらしく
びっくりされていました。
しかし屋根ありとの違いは歴然です。
このようにあの手この手で演奏のバランスも調整していきます。
録音にも大きく関係してくるので、楽器の配置等
指揮者と相談させてもらっています。
リハの時間がたっぷりあったのでマイクの位置を色々と変えてみました。
このホールの「ツボ」も色々発見。
1cmの差は非常に大きいものです。。。
録音側から見ても、演奏のバランスが良ければ
マイク2本で最良の録音ができます。
マイクを増やしたから(ピアノに置いたり)といって
録音のバランスが良くなるわけではありません。
マイクを沢山立てた録音よりも、よくできたペアマイク録音の方が
空間の再現性も良く、自然に聴こえる、と僕は思います。
なかなか濃い内容のプログラムで
演奏者には非常に負担でしたでしょうが
一般の方々にも楽しめる内容の演奏会でした。
MUSA Enterprise / 西村 宙明
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