2012年3月12日月曜日

Piano Trio一発録り

オーディション音源の制作が続きます。

今回は珍しくJazz!
Vocal物でバックはPiano Trio。

まずはオケ録りを行いました。
編成はP.f./Dr./W.Bass
同一空間での一発録りです。


音のかぶり具合を調整しつつ、奏者のコミュニケーションを確保…
大変ですがアイデア勝負で乗り切ります。
ブースで分けての録音は楽ですが、かぶりがある音の悪くありません。
ヴォーカルも一緒に録音できればBestだったのですが諸事情ありバンドのみ。
若干演奏しにくさもあるようでした。
奏者の良い演奏を引き出すのもまた重要。


僕の手元はこんな感じ。


アシスタントなんているわけも無く、ひたすら音・演奏をチェックしつつ記録をとります。
さぁ次はヴォーカルダビングです!


MUSA Enterprise / 西村 宙明

2012年3月6日火曜日

Vlのレコーディング

ひさしぶりに審査用音源の制作を行いました。


今回はViolin。
Piano伴奏とSoloの2曲でした。

海外留学がかかった審査とのこと。
短い時間ではありましたが、試行錯誤しながらのレコーディングでした。

マイクや演奏者の立ち位置、ピアノの屋根の開き具合などで
バランスを調整していくわけですが
演奏者からすると、これで音色やバランスが変化してゆくのが
面白く、また不思議な経験なようです。

ペアマイクでの録音を行ったわけですが
録音というと、各楽器にマイクを立てて後でミックスをする
というイメージがあるらしく、よけい驚きがあるようです。

いつものことですが、演奏者目線、エンジニア目線それぞれの
音の捉え方をお互いに理解しながら論議を重ね、音色・バランスを詰めていきます。
演奏者にもある程度の録音の知識(良い方向で)をつけていただき
より良い作品創りができればよいと思います。
もちろん録り手も、楽器や奏者に関する勉強は欠かせません。
同じ土俵で話ができるということは重要です。


さて、今回はニューアイテムを試してみました。


Grace designのステレオバーです。
この手の物では安い部類といえるでしょうか。
詳細は製品のホームページを見ていただければわかりますが
これがまた痒い所に手が届く製品なのです!
まだ円の値下がりも許容範囲、導入を検討しようかと。

また久しぶりに高砂のスタンドを使いましたが
使い勝手も音も良い感じです。
重さもお値段もズシンと腰に響きますが…


今回の審査、良い報告を楽しみにしています。


MUSA Enterprise / 西村 宙明