2011年4月27日水曜日

ヘッドフォンアンプ/ラインコンバーター

 工作シリーズ最新作

ヘッドフォンアンプ/ラインコンバーターです。


この上段の物。下は前のブログで紹介したDACです。
ごらんの通り、セットでの使用を想定して作っています。
(一箇所ヘンな所が…さぁ間違い探しです)

これは何かというと、ヘッドフォンアンプはそのまま、
ラインコンバーターはアンバランスとバランスの変換機です。


入出力系を見てみると


Pinで入力されて、表面にヘッドフォンアウトが2つ、
裏にはバランスアウトが1系統。
パネル面積の都合上フォンアウトとなっています。
電源の端子が二つあるのは、電源をDACと共通化するためです。

ヘッドフォンアンプのパーツが一式余っていたので持ち出し用に組んでみました。
ついでに、ジャンク屋さんで見つけた平衡ラインドライバーを乗せてしまえ!と。


ヘッドフォンアンプの回路図はこちらから
http://www.utsunomia.com/y.utsunomia/headphone_amp_DIY.html
実はポータブル用に9V駆動のバージョンも製作して使用しています。
今回は贅沢に±12V駆動。音の違いは歴然です。

ラインコンバーター部分はデータシートそのまま
外付け部品もほとんどなく非常にシンプルです。


今回もジャンクのアルミケースを使用しましたが
ハズレでした。。パネルの組み付けが…
加工しやすく、なかなか良いサイズなので使い易いのですが。


それではまた次作をお楽しみに。

MUSA Enterprise / 西村 宙明

2011年4月22日金曜日

DAC

 工作シリーズ第2弾はDACです。


持ち運べる良質のDACが欲しい!と思い立ち、構想・製作約1週間。
(仕事の合間にこつこつと…)

まず目標を以下のように立てました。
・小型軽量
・バッテリー(DC5V)運用可能
・AES/EBU及びS/Pdif入力

そして出来上がったのが…



右側がバッテリーボックス。単三4本です。
バッテリーボックスも含めカバンへぽいっと入るサイズ。


入出力関係は、AES/EBU・S/Pdif(光)の2系統入力切替式、Pin出力。

内容はCS8412で受けてAL1201でDA変換。
コンディショニングアンプはデータシート通り。
CS8412からのV-fragをカウントするための出力回路も実装しています。
アナログ部分はDC-DCコンバーターを利用して±12駆動としています。

各機能をある程度モジュール化しているので、それぞれをつなげば
完成というわりとお気軽な工作です。
組み始めて音出しまで約2日といったところでしょうか。
日本橋で購入したジャンクのケースに詰め込みました。


まだ基板を追加できるスペースはあるので…
詰め込むのは程々にしておきましょう。。。

これからアナログ部分等調整していきたいと思います。

場所を選ばず使用できるので、気軽に現場へも持ち出しできます。
これからいろいろな場面で活躍してくれることでしょう。


回路図はこちらを参考にさせていただきました。
http://www.utsunomia.com/y.utsunomia/SPDIF_DA_convertor.html


色々と電子工作をしますが、パーツを手に入れるのも一苦労です。



MUSA Enterprise / 西村 宙明

2011年4月17日日曜日

便利小物

 今回は工作シリーズということで
自作の便利小物をご紹介します。


 基本的に「無いものは作る」というスタンスなので
売っていないものや、あったら便利なのに、と思うものは自作します。


 非常に簡単な工作ですが現場で大活躍している一品です。


見たままですが、スイッチです。中身もシンプル


単なるスイッチです…
これが非常に役に立つのですが、意外とこの手の製品が無い!

どういうものかというと、トークバック・スイッチとか
ホット・スイッチなどと呼ばれる物です。
マイクのオン・オフを切り替える為のスイッチですね。


ちょっと仕組みは違いますが、スタジオ等には常設されていますね。

しかし、響きの良いホール等で録音したい!
となると、録音設備の無いホールに録音セットを持ち込みます。
例えば楽屋~ホール間にケーブルを敷設してホールにマイク、
楽屋に録音機器・モニタースピーカー等を仮設するわけです。

そこで登場するのがこれ。
ディレクターやエンジニアの前においておきます。
電源要らずで小型軽量、複雑な結線も必要なし、とお気軽に使えるわけです。

ホール録音をされている方は皆さん自作されているようですね。
多機能なモニターコントローラーと組み合わされている製品はありますが
このようなもので十分なのです。

ちょっとした自作の一品が現場で活用していますので
折りに触れてて紹介していけたらと思います。



MUSA Enterprise / 西村 宙明

2011年4月11日月曜日

イベントレポート掲載

イベントレポートをアップしました!


第1弾は、高知県土佐清水市で3日間にわたって行った波音録音の模様です。
今後も順次アップしていく予定です!

MUSA Enterprise / 加登 匡敏

2011年4月9日土曜日

MUSAのロゴマークができました

暖かくなり、桜も満開ですね。
お花見の季節、近所にある桜の名所は花見客でごった返していました。


さて、MUSA Enterpriseのロゴマークができました!


このロゴの中に色々な文字やイメージが隠されています。
是非探してみてください!




MUSA Enterprise / 西村 宙明

2011年4月3日日曜日

音源制作の現場より

新年度となりました!
今年度もMUSA Enterpriseをよろしくお願いします。



さて現場レポート第一弾は、昨年度末3月に行った音源制作の現場から。

バレエ教室講師の方からのご依頼で、バレエレッスン用音源の制作です。
レッスンに使う音源に良いものがない、ということで使える曲を選曲。
さらにテンポ・尺を調整し、曲によってはアレンジして録音に挑みます。


今回はピアノを使用した音源。
予算が許せばオケを使った音源も素敵ですね。
練習場のようなスペースにポータブルレコーディングセットを持ち込み
演奏の様子を見ながら録音です。

ピアノの位置、部屋の響きを調整。
明るい音のする部屋ですが、今回の用途には少し響きが多く吸音にて対処。
また、今回はレッスン用音源ということで再生環境・使用方法を考慮し
スピーカーから聞こえるピアノとの距離感を調整します。
これを聴きながら踊れるということが前提です。

音が決まればひたすら録音。
ピアノの横で実際に踊りながらテンポ等確認しつつ録音は続きます。
特に防音された部屋ではなかったので、空調ノイズや他の楽器の音等
により時には中断しつつも日が暮れるまで録音を行いました。

3日間で、計159パターンの音源を録音!
演奏してしてくれたピアニストTさん、お疲れ様でした。

ノイズへの対処、曲順・曲間を調整してCD-Rにて納品です。
さっそくレッスンにて活用されるとのこと。
喜んでいただけたようでうれしいかぎりです。






MUSA Enterpriseではポータブルなレコーディングセットも常備しています。
バッテリー駆動可能も可能!
ご依頼があれば電源のない場所でも録音にうかがいます!!

各種音源制作、演奏会の録音等お気軽にお問い合わせ下さい。
ホームページもご覧下さい。
http://www.musa-enterprise.com/


MUSA Enterprise / 西村宙明