2012年7月2日月曜日

セッションレコーディング

MUSA EnterpriseではMUSA Recordsというレーベルを持っています。

MUSA Records CD制作第一弾として
ベル演奏グループ「ティンカーベル」様のCD
「Bell Fantasy ベルの響きに癒されて…」
のレコーディングを行いました!

ティンカーベル様は結成16年目、ミュージックベルと、トーンチャイムの
2つの楽器を使ったベルの演奏グループで
西脇市を拠点に活躍されています。
念願のCDデビューをということで、ご縁があり制作の依頼を頂きました。




「ティンカーベル」の皆さんにとって今回が初めてのレコーディング
しっかりと準備をしてレコーディングに挑みます。

選曲、練習予定、レコーディングの日程…
準備することは非常に沢山あります。
また、印刷物や著作権関係の事務処理等も同時進行となります。
今回は印刷物のデザインもMUSA Enterpriseで行いました。
もちろん全て丁寧にサポートさせてもらいます!

制作の依頼を頂いてから半年、電話やメール、練習場へお伺いしての
打ち合わせを経てレコーディング当日を迎えます。

場所は西脇市立音楽ホール「アピカホール」。
180席の、程よい響きのある小編成の演奏には丁度良いホールです。

CD1枚分16曲、これを一日で録りきります!
16曲の演奏のために楽器がずらり。


棒状の楽器がトーンチャイムです。


低音用の大きいこと…体力勝負、だそうです。

机の上に敷物を敷いてあります。
緩衝材です。
練習時に気になったのが楽器を机へ置く音。
ガタゴトいうんですね。
それをなくすために、緩衝材の上にカーペットを敷いています。
さらに、足元にもカーペット。移動時の足音軽減用です。
事前の打ち合わせでこの辺りは解決しておきます。

現場では良い位置に楽器をセットし、
良い位置にマイクを置くことに注力します。


楽器とマイクの位置が決まればレコーディングが始まります!


「ではテストで…」の声でレコーディングスタート。
まずはテスト録音をしてみてプレイバック。
各楽器、響きのバランス…距離感、演奏者の心理…
もろもろをチェックして必要であればマイクの位置等、手直ししていきます。

スピーカーからの音を聴き、ステージにセットしたビデオカメラの映像を見ながら
マイクを通して録音の進行や演奏上の指示を出していきます。
上の写真は僕の仕事位置ですが、机の上に液晶モニターとSM58
赤いスイッチがありますね。
もちろんあの赤いトークバックスイッチは手作りです。

演奏者の心理を読みながら進行していくのには、なかなか集中力がいります。
スムーズな進行、適度な休憩を入れつつ良い演奏を引き出します。
大変ではありますが、これがレコーディングの楽しみでもあります。

午前の部は、予定より1曲進んで終了。
お昼休憩をはさみます。
ホールの中は空調を止めているため蒸風呂状態。。。
演奏者もぐったりです。

お昼にしっかり休んで頂いて午後も頑張ります。
やはり疲れは溜まるもので、休憩の回数も増えます。
ミスも増えてきますが、ひと踏ん張り!
頑張って頂いて予定の16曲録音終了!!
「終わったー!」とは演奏者の心の声でしょうか。

事前にみっちり練習して頂いていたので順調にレコーディングも終了。
この経験が今後の演奏に生かされればとおもいます。


レコーディングは終わりましたが、プレスに向けてまだまだ仕事があります。
編集、マスタリング。印刷物の最終レイアウト、校正。。。
数々のやり取りを経て、PMCDと印刷データはプレス工場へ旅立ちます。
もちろん国内プレス工場での製造。品質管理も怠りません。

演奏者のみならず、制作者も出来上がりは待ちどうしいものです。


さて、このCDのリリースは7月中旬。
詳細はまたアナウンスさせて頂きます!




MUSA Enterprise / 西村 宙明

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